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試算表をじっくり見てみると…?

こんにちは。税理士法人山下会計事務所の松林です。

今回は試算表を眺めてみると意外と面白いですよというお話を。

ある会社の社長が従業員に言う言葉があります。
「給料の3倍の仕事をしてください。」

また、飲食業を営む社長が新店を出す際に店長に言う言葉があります。
「家賃は三日で稼がないとだめですね。」

どちらも耳にした瞬間には突然何を言い出したのか?とびっくりします。実際には言葉遣いももっと勢いのある感じで言われるので。

何も考えなければ昭和の親父が根性論でものを言っているようにも聞こえますが...、どちらも経験ある経営者の言葉、裏付けがあるはずです。
どうでしょう?

答えは試算表を見れば分かるのですが、どちらの言葉も、固定費に対して損益分岐点となる売上高を解りやすく伝えようとした結果出た言葉なのです。

従業員に伝えるときには従業員各々が把握している給与に対してどれくらいの売上が立てば損益分岐点を超えてくるのかを伝え、店長に伝えるときは家賃という動かない経費を基にして新店を出店する場合の売上の目標数値を伝えようとしているのです。

具体的には、
一つ目の「給与の三倍」→ 売上に対する人件費割合が30~35%を超えてしまうとこの会社は利益が出ない。
二つ目の「家賃は三日」→ その飲食店グループでは売上に対する家賃の割合が10%を超えてしまう程度の売上であれば利益が出ない。
という事です。

注意点は、どちらの数字も、どの会社にも当てはまる数字ではなく状況が変われば当てはまらなくなるような数字だという事ですが、仕事や経営の指針とするには非常に分かりやすいものかと思います。

最近は数字についてよく勉強されている経営者の方も多く、会計事務所員もついつい「この業種の一般的な労働分配率は~」や「この原価率だと損益分岐点売上は~」など一括りにして説明しがちで、分かりづらいと思われている方も多いかと思います。その際には是非「分かりづらい」とお伝えいただければと思います。

試算表をじっくり眺めてその会社の肝となる部分を会計事務所員も必死に探す筈です。
また、そういった視点で試算表をじっくり眺めてみると経営者の方だからこそ発見できる経営の肝のようなものが見つかるのかもしれません。
この機会にパラパラと過去の試算表を会計事務所員と眺めてみては如何でしょうか?

個人的には過去の試算表を眺めるのは好きなので今回お勧めしてみました。



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