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インターネットバンキングのログイン方法

こんにちは。セキュリティ対策を推進しております税理士法人山下会計事務所の花尾です。
つい最近お客様よりインターネットバンキングのログイン方法についてご質問をいただきました。新しくインターネットバンキングの契約を行う際に、複数のログイン方法を選択できるのですがどういった違いがあるか教えてほしいとのことでした。
こういったインターネットバンキングのログイン方法について悩まれている方が多いと思いますので、今回はその違いについてご説明します。

インターネットバンキングのログイン方法は大きく3種類に分かれます。
1つ目がパスワード方式
2つ目が電子証明書方式
そして3つ目がICカード方式となります。

パスワード方式は文字通りパスワードの入力だけでログインができます。パソコンへの初期設定が不要であるため、パスワードを覚えていればどこからでもアクセスができます。デメリットはパスワードが一度流出してしまった場合に不正アクセスを防止する手段が無いことです。

電子証明書方式はパソコンに暗号化されている電子的な身分証明書を使用して、インターネットバンキングにログインする際に本人確認を行う方式です。電子証明書の複製は難しく、電子証明書を設定しているパソコンでしかアクセスができないためセキュリティが高い方式です。デメリットは電子証明書を設定したパソコンが故障した場合に、代わりのパソコンを準備することが難しく再度インターネットバンキングにログインするまでに時間がかかってしまうことです。

ICカード方式はパソコンにではなくICカードのICチップに電子証明書を保存しており、ICカードにアクセスして本人確認を行う方式です。上記の電子証明書方式に加え、ICカードを読み取る設定を複数のパソコンに行うことができますので、万が一パソコンが故障しても代替機を素早く準備することができます。デメリットとしてはICカードの紛失やパスワードの入力を複数回間違うことによるICカードのロックです。

現在ではこのようなログイン方式にワンタイムパスワード方式を組み合わせさらにセキュリティを向上させる方式もあります。
ご自分の大切な資産を守ることにつながりますのでインターネットバンキングのログイン方法を慎重に考えていただくようにお願いします。



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