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従業員の健康の価値とは
こんにちは。税理士法人山下会計事務所の山田です。
今回は、従業員の不健康がもたらす影響について整理してみます。
ひとつめは、アブセンティズムと呼ばれるものです。
これは、従業員に比較的明確な症状があり、それが原因で欠勤の状況にあることを指します。組織の一部に穴が開くわけですから、当然組織のパフォーマンスが落ちます。
もうひとつは、プレゼンティズムと呼ばれるものです。
これは、出勤はしているものの、心身面の不調から本来のパフォーマンスを発揮できない状況を指します。例えば、慢性的な頭痛、花粉症、抑うつ状態などによって業務に集中できないような場合がこれにあたります。
プレゼンティズムによる損失は把握が困難ですが、不調をきたしている従業員の周囲にも悪影響が及ぶ可能性があることもあり、アブセンティズムによる損失よりもはるかに大きいとする報告もあります。
損失面についてパフォーマンスが低下する点について整理しましたが、心身ともに健康であれば、従業員間のコミュニケーションが円滑になり、新しいアイデアが生まれたりする可能性も高まります。
先の見えない現代社会においては、経営者のリーダーシップだけでなく、多様なアイデアがボトムアップで湧き出すことが企業の強みとなることは想像に難くないと思います。
しかしながら、早めに休んで回復に努めた方がいいのに、無理をして出勤して低パフォーマンス状態を長引かせてしまうといったことが往々にしてあります。どうしてこのような状況になってしまうのでしょうか。
キーワードは、企業風土(あるいは組織風土)にあります。次回は企業風土と経営者のかかわりについてお話ししたいと思います。
▶前回の記事
健康経営のメリット ?その2?
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