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年金受給について

こんにちは、税理士法人山下会計事務所の小田と申します。
今回は、年金の受給年齢の引き下げによるメリットやデメリット、年金受給額の目安を知る方法についてご紹介させていただきます。

年金の受給見込み額は、日本年金機構から届く「ねんきん定期便」に記載されています。
老齢基礎年金・老齢厚生年金を65歳から受け取ることができる方が、66歳以後に繰り下げて受け取ることもできます。
65歳より繰り下げる(遅らせる)と毎年の年金額が増え、70歳まで遅らせた場合には最大42%増額されます。
繰り下げを選択するとしばらくは無年金となりますので、働いて収入がなければ不安です。

ただし、繰り下げ受給を選択した場合にデメリットが生じる可能性があります。
例えば厚生年金保険の被保険者期間が20年以上ある方が、65歳到達時点(または定額部分支給開始年齢に到達した時点)で生年月日に応じて、年下の配偶者などがいると最大39万円の加給年金が上乗せされます。
これは、配偶者が65歳になるまで受給できますが、繰り下げるとその期間中、加給年金が受給できなくなります。また、繰り下げの結果、年金収入が増えるため、所得税や住民税、社会保険料の負担が増える可能性があります。

続いて、年金額の目安を計算する方法です。将来の給与水準と勤務する期間を想定して下記の計算式に当てはめることで目安額を計算できます。

※1 保険料を40年(480か月)納めた場合の満額年金(2019年度)
※2 賞与含む月額換算の給与(平均標準報酬額)

最後に、加入者が年金額の目安を知る方法として日本年金機構の「ねんきんネット」もあります。
24時間いつでもどこでも、パソコンやスマーフォンからご自身の年金時状況を確認することができます。
自身の年金額を把握することで、将来設計に役立てることができればと思います。

▶関連サイト
日本年金機構 年金ネット



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カテゴリ:年金